みなさんこんにちは!atoです。
突然ですが、最近AIが発展してきたり
便利なソフトが出てきたりして
仕事はこれからどんな風に
変わっていくんだろう。。
と不安に思ったことはありますか?
私はそれに加え、CGにも
いろんな種類があるけど
そもそもパース屋にはどんな仕事を
お願いしていいんだろう。。
とふと疑問に思いました。
そこで今回!ウェビナーや登壇
雑誌掲載経験のある弊社CG部所属
CGクリエイターの西鍛治 駿に
独自の話を伺ってきました!
ATA企画がCG屋さんである必要はない・・・?!
何かを表現する手法がCGじゃなくてもいい・・・?
え?そんな相談の仕方していいの?
といった発見など
前編・後編を通して少しでもみなさまの
参考になれたら嬉しいです。
★この記事を読んで参考になること
★前回の記事はこちらをクリック↓
「西鍛治さん、今日は貴重なお時間ありがとうございます!よろしくお願いします!」
「はい、よろしくお願いします!」
「まずは西鍛治さんが所属しているCG部では普段どんな仕事をしているんですか?」
「CG部は主にパース制作が多いです。最近ではVRとかメタバースやアニメーションとか、そうゆう依頼も増えてて幅広く建築CGの制作をしてます!」
「主にパースを制作しているとのことですが
パースってどんな種類のものがあるんでしょう?」
「基本的にATA企画が作っているCGって言うのは、同じパースでも使い方がいくつかあって、一番身近なので言ったら電車の中吊りとかの広告だね。例えば家とかに広告が入ったりするよね?
例えば、三鷹にこんなマンションが何千万で建ちます、買いませんか?って言う広告。」
「ありますね!そう言う広告。」
「あるよね。で、そのマンションがまだ建ってないときだったら、見た人が買ってみたいな気になるなって思わせるようなビジュアルを、CGを使って作ります。いわゆる広告用のCGです。
あとはデザイン検討用のCGもあって。デザインがまだ全然決まってないんだけど
CGのビジュアルを使って、例えば高さどうしようかな、窓の位置どうしようかなって言うように、デザインを検討する用に使うCGもあるね。」
「なるほど、そう言うパースをCGを用いて制作しているんですね!
ちなみに、制作するためにはどんな資料が必要なんでしょう?」
「パースは基本的には図面だね。平面・立面・断面図。ただ検討用のパースだとまだデザインが決まってない前提で検討するから、図面がちゃんとなかったりすることもよくある。だから、全部がちゃんとフルでそろってることは逆に珍しいかも。」
「そうなんですか?」
「だからスケッチしかなかったりとか、もっと抽象的だとイメージしかないこともあるから、そのプロジェクトの趣旨によって来る資料は違う。
けど割となんでも作れるよ。具体的だったらそれは作りやすいけど、抽象的だったら抽象的なりの表現を考えて作ってます。」
「じゃぁ、絶対に図面がないと作れないってわけでもなく、とりあえず作りたいイメージだけでもあれば作ることは出来ると。。?」
「そうそう!」
「そうなんですね!じゃぁ割と資料がなくても、パソコンやソフトがあればCGは作れるのかな。。?」
「ん~、パソコンやソフトがあるってこととCGが作りやすいかってことは全然ちがうよね。だから、その、道具だから。
たとえば画用紙と鉛筆があれば、絵は描けますよねって言うけど、実際そうだけど、だけど誰でも絵が描けるかって言われたらそれはまた話が全然違うこと。」
「確かに。。道具があれば表現したいものが描けるかと言われたら、そうではないですもんね。」
「うん。誰でも上手にいい感じに描けるかって言われたら、それはまた別の技術や能力がいるから、一概には言えないよね。
今はいろんな便利なソフトも出てきたけど、とは言え全部ツールだから。使う人の能力がかなりけっこう重要、だと思います」
「そうか、あくまでツールなんですね。。」
「例えばみんな同じソフトを使って同じものを作ったとしても、やっぱりみんな個性が出るよ、絵とかと一緒でね。」
「その人の思想やオリジナリティが出ますよね。」
「そうだね。」
「じゃぁ西鍛治さんは、CGが描けるようになる為にどんな風に勉強されたんですか?」
「本やチュートリアルの動画を見たりだね。でも、それもなかなか難しい話があって。
その、これは持論だけど、本を買って一から勉強するってやり方は僕はあんまりおすすめしてなくて。やっぱり道具だと思ってるから、ソフトって。
何か作りたいものがあって、それを作るための方法を知る為に本を買ったり使ったりするやり方の方が本来正しいんじゃないかなって思ってる。」
「と言うと。。。?」
「つまりその、まず本を買って、1ページ目からチュートリアルを黙々とやって行くのも
手としては手だけど、なんかその、思想があんまりクリエイター的じゃないと言うか。。」
「思想が。。?」
「思想とゆうか、行動の志向が。」
(。。なんだろう?)
「ん~、僕は思うんだけど、多分何か作りたいものがあって、表現したいものがあって
で、それを、CG屋さんがこんなことを言うのあれだけど、それを表現するための手法がそもそもCGが正解なのかって、そこから考える必要があると思う。
で、そう言うことを提案していくことが今後のCG屋さんの職能になると思う。。」
「手法を提案していく・・・?」
「うん。だって何でもかんでもCGが良いわけじゃないからね。
手書きの方がいいかもしれないし、なんか小粋なポエムを考えた方がいいこともあるし。。例えば告白するときも、何でもかんでも面と向かって好きですって言えばいいもんでもないじゃん。」
「うんうん。」
「それはラブレターが刺さる人もいればラブソングが刺さる人もいればフラッシュモブみたいなことをすると刺さる人もいて。。何でもかんでもラブレターを書けばいいってもんでもないし、何でもかんでもラブソングを作ればいいってわけでもない。」
「確かに。。!」
「だからそもそもそこから考える必要があるよね。」
「本当に表現の手法がCGでいいのかと・・?」
「そうそう!で、ラブレターを書こうって決めたんだったら、まずラブレターに書きたい内容があるわけじゃん、ベースとして。そのラブレターに書きたい内容を書くにはどう言う方法を使えばいいのかなってことで、初めて本を開くってこと。業務だったらあんまりややこしいことは言ってられないかもしれないけど、クリエイター的には結構健全かなぁと思う。」
「目的の為に本を開く。。」
「だからいきなり、好きな人ができました「ラブレター入門!」みたいな本を買うんじゃなくて、好きな人ができて、じゃあどう言う風にアプローチするのがいいんだろうとか、どう言う風にしたら自分の気持ちが伝わるんだろうとか。
まぁ、作りたいものがベースにあって、それをどう言う風に作ればいいのか分からなくなったときにその本を買う方がいいと思う。」
「まずはこう言うものを作りたいって言う目的があって、そのための手段として、本を読んだりチュートリアルの動画を見たりと。」
「そうそう!その方がいいと思う。とは言え仕事だから、何でもかんでもクリエイター気質がいいってわけではないと思うけど。
だけどやっぱり、作りたいものがあった方がいいと思う、それは作れなかったとしても。やりたいこととかね。
一概には言えないけど、なんか、こう言うことがしたいんだよね、作りたいんだよねってことが。」
「なるほど。。(手法と言えばソフトやAIとも関係がありそう。。)」
「そう言えば最近は、ツールとして便利なソフトやAIも発展してきていますが
今後CG業界や仕事内容に関しては、どう言う風に変わって行くと考えますか??」
「まず、これは僕の持論だから会社の発表ではないけど、ATA企画がCG屋さんである必要はないと思う。」
「え。。。?」
<次回>
パース屋さんはサービス業?!
お客様の相談相手になりたいと
考える西鍛治が抱く
これからのパース屋の在り方とは・・
お読みいただきありがとうございます!
次回の記事もお楽しみに♩
インタビュアー:ato
企画・監修:nishikaji
サムネ/アイコンデザイン:okayasu
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